短い詩と夢の断片– category –
起きながら夢を見ている。
だけど夢は霧のように、
散り散りとなって。
ボクらの手には残らぬ。
旅人よ、夢を捕まえるんだ。
残酷の世界でこそ、
その夢は輝ける未知なのかもしれないから。
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短い詩と夢の断片
作品ハイライト
「私には昨日というものが存在しない」 ーーそれは・・・・・・ すべてが誰かの借り物で 真に自分のものは何一つないからだ。 自分で得たものがなければ 無能は自らを吊るすだろう。 賢くふるまうことに 疲れてしまうのだ。 ああ、未知が、未知が欲しい。 それを... -
短い詩と夢の断片
2026年の初夢の呪い
やあ、君。 初夢は見られたかい? ボクは、見られなかった。 夢を見たら、 せめて覚えて いられるはずなのに。 見たか、見てないかーー それすらも分からなかった。 不安が募るんだ。 ボクの中の何かが、 詰まっているのかもしれないと。 夢魔が形作られて... -
短い詩と夢の断片
2026年の始まり
やあ、君。 新しい時を喜ぶ日だね。 去年のやり残したことーー それは終わりなんかじゃない、 ただ、続きの始まりさ。 脱力感が身体を重くし、 疲れた心臓の動きが、 思考まで鈍くする。 今まで出来たことが失われ、 堕落がチラつく。 一年の始まりが、 終... -
短い詩と夢の断片
沈黙の魚
やあ、君。 夢を見ているかい。 暗闇の中、 囁く者がいる。 君は魚。 大海原を泳いでは、 何かを得たいと叫ぶ。 沈黙の魚だ。 無意識の海に潜り、 得られるものが無いかと、 人智の及ばぬ底を 求めている。 誰にも気づかれずに。 人混みの中にいてさえ、 ... -
短い詩と夢の断片
腐れミカンのタレ水
やあ、君。 この詩は、 甘さと腐敗の境界を 描いたもの。 美しかったものが、 内側から崩れていく ーーそんな残酷な美しさを。 * 瑞々しき、甘い果実よ 時を経て、甘さを強め 太陽のように 振る舞った子らよ いつからなんだ 緑をおび 柔らかな滅びを 内側... -
短い詩と夢の断片
悪夢の朝
やあ、君。 朝が来るよ。 そう、朝の四時ごろ、 悪夢によって目が覚めた。 あんまり眠れてないのに、 脳はやけに活発に 働いてる気がする。 “戦え、立ち向かえ”と 魂の奥底から 叫びのようなものが 湧き上がる。 夢の中の出来事が、 ボクをまだ興奮させて... -
短い詩と夢の断片
空へ憧れる 青い鳥の愛の歌
ねぇ、恋人よ。 星空の下、 君を温め合った夜を 覚えている? 君は大空の青、 自由の翼。 手を伸ばす君の胸に、 ボクは休む。 あの夜の冷たさに、 君は震えていたーー 霧の彼方、 先の見えぬ不安に。 ねぇ、恋人よ。 この翼で君を包み込んだ時、 ボクの心... -
短い詩と夢の断片
死は必ず追いつく
死は必ず追いつく リズミカルな音を 内側から鳴らして 鳴らしてくる その場、その瞬間に、 独りだけは耐えられない 頭の中でもいいから いてほしい。 夢にまで出るような世界を そこに行かなきゃ (語り部ファウストより) #ダークファンタジー #詩 #残酷 ... -
短い詩と夢の断片
肺病む夜に、天使の君へ
肺病む日よ 恐ろしき思い出よ 咳が止まらぬ悪夢 太陽が沈む間際の 赤黒い肉片 冷たさが 柔らかな肺を膿ませ 行き場のない水が 地上にいる僕を溺れさせる 何の罪ゆえに この苦しみを 耐えねばならぬのか -
短い詩と夢の断片
真夜中のヌルま湯
やあ、君。 少しばかり 早く眠ってしまった時は、 何度かあるよね。 でもーーそんなことをしたら、 夜中に 風呂に入ることになる。 静かな家の中。 外からの物音すら 届かない時間帯。 ぬるくなった水を使って、 一日の身体の穢れを、 ゆっくり落としてい... -
短い詩と夢の断片
夢への祈りと忘却
やあ、君。 「夢を覚えていたい」と願ったこと、 ボクもあるよ。 起きている時に見た夢なのか、 寝て見た夢なのか—— 境界が溶けて、 どちらも同じように曖昧になる。 すぐに霧のように薄れてしまう。 あの夢を忘れないために、 何度も胸の中で繰り返す。 ... -
短い詩と夢の断片
起きながらの夢
やあ、君。 起きながら夢を見ているーー そんな不思議な感覚。 霧のように散り散りとなって、 指の間から零れ落ちる夢。 どれだけ手を伸ばしても、 掴めば掴むほど、 形を失っていく。 旅人よ、 夢を捕まえるんだ。 残酷な世界でこそ、 その夢は輝ける未知...
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