「私には昨日というものが存在しない」
ーーそれは・・・・・・
すべてが誰かの借り物で
真に自分のものは何一つないからだ。
自分で得たものがなければ
無能は自らを吊るすだろう。
賢くふるまうことに
疲れてしまうのだ。
ああ、未知が、未知が欲しい。
それを手に入れさえすれば、
きっとこの飢餓感から解放される。
己が浅さに苦しまなくてすむんだ。
神を呪うかバカものめ。
お前は彼の愛そのものなのに
自ら祝福に唾をはく。
愛を知らぬふりをして。
耐えられない。
誰かの不幸を
食い物にするなんて
卑劣だ、卑劣すぎる。
それでも不幸が
ボクを養うんだ
涙を優しく枯れさせて
人助けの善行で転生か。
彼が繰り返し善いことを繰り返すから?
バカらしい。
彼の死の定義は上書きされた。
ーーこれは致命的だ。
彼は二度と誰かのために
死なない。
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